3月24日,金沢大学と北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が主幹機関となり,北陸地域の12大学?3高専が参画するスタートアップ創出プラットフォーム “Tech Startup HOKURIKU”(以下,TeSH)は,東京のTIB(Tokyo Innovation Base)にて,「スタートアップ?エコシステム共創プログラム全国プラットフォームコミュニティイベント~北陸地域発『Tech Startup HOKURIKU (TeSH)』のスタートアップ創出に向けて~」を開催しました。
本イベントは,北陸地方の大学や高専が首都圏の事業化推進機関や全国プラットフォームとのコミュニティ形成を進めるとともに,事業会社や産業支援機関とのネットワーク構築を目的に開催し,当日は,首都圏を中心に北陸3県からも多くの参加者が集まり,約180名の方々が参加しました。
和田隆志学長のあいさつで幕を開け,続いて,東京都スタートアップ?国際金融都市戦略室長の?村恵一氏と,経済産業省大臣官房政策統括調整官(経済産業局担当)兼中小企業庁長官官房政策統括調整官(DX?EBPM担当)の西垣淳子氏による来賓あいさつがありました。
その後,東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部長の長谷川克也特任教授による基調講演や「地方のスタートアップ創出支援-大学?高専の挑戦と未来-」をテーマにしたパネルディスカッションが実施されました。
イベント後半では,北陸3県推薦スタートアップおよびTeSH GAPファンドプログラムステップ2に採択された研究者によるピッチが行われ,その後,TeSH2024年度の活動報告が行われました。さらに,大学発新産業創出基金事業ガバニングボード委員長で株式会社ケイエスピー 代表取締役社長の窪田規一氏が「JST大学発新産業創出基金事業 中盤を迎えて」と題し講演しました。最後に,北陸先端科学技術大学院大学の寺野稔学長が閉会のあいさつを行い,盛況のうちに閉幕しました。
参加者からは,貴重な講演やピッチの内容に多くの学びがあり,またネットワーキングを通じて北陸の研究者や支援者との意見交換ができたことに対し,高い評価の声が寄せられました。
TeSHは引き続き,北陸地域のスタートアップエコシステムの発展を支援するとともに,北陸を含む全国のスタートアップエコシステムの活性化に貢献していきます。
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冒頭のあいさつを述べる和田学長
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TeSH GAPファンドステップ2に採択されたナノ生命科学研究所の華山教授によるピッチ